今日は、昨日のお天気と打って変わった晴天
お父さん(社長)と二人で
スーツを着て
御年始のあいさつ回りに
名取の愛島(めでしま)にある
学校給食のパン工場へ
宮城県の学校給食用のパンの90%は
この工場で作られています。

女性の方が玄関のガラスをお掃除中
感じの良い挨拶で迎えられました
ノロウィルスの予防で
階段の手すりなど
念入りに殺菌しているということ
子供たちへの安全なパンは
そういう努力で支えられているんだなぁ
と感心させられました
下の写真は去年、みんなと工場見学に行ったときのものです

最近の米粉パンについて
事務局長の大津田さんとお話をしていてきました。
1学期よりも2学期よりも3学期と
だんだん米粉パンの注文が増えてきているそうです。
子供たちに大好評で
残食がほとんどなく
すごく楽しみにしているということです。
嬉しいです!
愛島で作られる米粉パンは
小麦粉を30%、米粉56%、グルテン14%で作られています。
忙しいラインの中、
米粉パンの試作をかさねてきました。
当初は1万食が最大供給数だったのが
倍の2万食くらいまで焼けるようになったそうです。
また、
栄養士さんの要望があれば
米8割、グルテン2割の
米粉の割合の多い生地でも
美味しくパンが作れるようになったそうです。

仙台市内のお得意様にも
御年始の挨拶をして
夕方、学校給食会に行きました
理事長さんはじめ、
来年度の給食に使われる食材の価格の
取り決め等でたいへん忙しそうでした

米粉パンは
残食がない・栄養・地産地消
の点では良いことだらけなのですが
お米の価格が小麦に比べて
大幅に高く…
パン1個の価格が小麦パンに比べて
10円以上割高になるというデメリットがあります。
農政局からの備蓄米の無償交付、助成など
国からの協力も大変必要なことです
昭和30年代に比べ
一人当たりのお米の消費は
半分以下(60kg)
になっている今、
食糧自給率が30%台と
世界の最低水準の日本において
唯一100%自国で補える
お米を守っていくことは
すごく大事なことだと思います
むずかしい話になりましたが
米粉パンはそれらの問題を解決する
突破口になりつつあると思います
4年間、米粉の普及に携わって
みんなの力でやっとここまできました。
まだまだこれからが正念場だと
あらためて感じました
「広がれ米粉の輪!」
農家の方々、農政局さん、パン工場さん、
給食会さん、栄養士さん、製粉工場、…など
みんなで協力して取り組むことで
お米の消費活動につながっていきます。
せっかく美味しいお米が取れるのに
食べないでお米余りなんて
もったいないことですよね!

シュトーレン


















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