実家に行ったら、庭で甥っ子が仕事していました。
私も農家の娘だったはずなのですが、種籾のことはほとんど分からないので聞いてみました。
ちょっとご説明しますね。

まず、温湯消毒した種籾をお風呂の様な箱に入れて水に浸けておきます。
1週間に1回取り替えて、十分に酸素補給をさせます。
この作業を繰り返します。
3月末になったら水温を29度~30度にして1~2日くらい浸けて芽を出させます。
芽が出たら再び冷水に浸けて、芽の成長を止めます。
4月の初めの種まき作業にあわせて(約3日前)水切りをして種まきの準備をします。
いよいよ種まき。乾燥してパラパラになった籾を、土を薄くひいた長方形の箱に均等に蒔きます。
そこから約40日かけて、水や温度管理をしっかりしながら、苗作りをします。
お米という字は、分解すると八十八と書けますが、まさに手をかけて育てなければ、美味しいお米にはならないようです。
先週、千葉の幕張メッセで行われたFOODEX JAPAN 2016が4日間開催されました。
全国穀類の米粉ブースに、家の米粉も展示して頂きました。

息子が1日だけですが、米粉の説明をしてきました。
今年の冬は温暖化で、雪が少なくてとても楽でした。
異常気象という言葉がささやかれる中、秋にちゃんと美味しいお米がとれるようにお祈りするばかりです。

シュトーレン



















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