今日は、水あめ作りです。
「みずあめよばれ」
雪に閉ざされる南会津では、各家々で、寒中に大鍋で「水あめ」を作り、
知り合いを呼び、振る舞い、厳しい冬の娯楽として行われてきたそうです。
水あめを食べによばれる・・・
ゆっくり流れる時間はどんなにか豊かな時間だったのでしょうね。
甘いものは貴重で砂糖は高価な時代、
大麦と餅米で作る甘いみずあめは、体温を上げ、風邪予防の効果があったそうです。
水あめの作り方をご紹介します。
まず、酵素となる麦もやしを作ります。
大麦を洗った後、麦が浸かる位に水を張り、20度前後の暗い部屋に水を交換しながら数日、
発芽したら布に広げまた数日、麦芽が出始めます。
麦芽が出揃ったところで、22~25度の室温で約1週間かけて乾燥、
ミキサーやすり鉢などで粉にします。
*これを麦もやしと言いますが、気の遠くなる作業行程です。
水あめの仕込み
餅米を炊飯器で炊きます。
それに水を入れてお粥を作ります。60度くらいに冷まします。
布袋に麦もやしを入れて、水の入ったボウルに入れて振りゆすぎます。(麦芽)
お粥に混ぜて約8時間くらい保温。
大きな布袋でお粥を絞ります。
灰汁を丁寧に取りながら煮詰めて出来上がり。
今は、麦もやしとして「水あめの素」が販売されているそうですが、市販のものを使っても、手のかかる工程です。
理屈としては甘酒作りに似ています。
今回は、工程通りに作るには時間が足りないので、
前後しながら、でもとても段取り良く、水あめ作りを体験させてもらいました。
絞ったときはほんのり甘い汁がぐつぐつ煮詰めていくと、とろとろの水あめに。
本物の「麦芽糖」が出来上がりました。
おからのような絞りかすもほんのり甘くて美味しい。
さあ、「水あめよばれ」の時間です。
テーブルには、
・薄い膜をはった水あめが琥珀色に輝いています。昔ながらのご飯茶わんで頂きます。
・ニシンが出汁の10種類もの具が入った醤油の汁、具をごろごろ切った、その名も「ざくざく煮」
・ざら砂糖と醤油、酢で漬けたパリパリのキュウリ漬け、
・赤カブの酢漬け、大根の辛子醤油漬け、酢漬け、
・ニシンとキャベツ、かぶ、かのか、山椒の麹漬け等々、本当に心のこもったご馳走ばかり。
甘いのを食べて、しょっぱい漬けものを食べ、また甘い水あめをすすり。
今度はあまずっぱい赤カブをかりかり食べ。
次は麹漬、「かのか」のきのこの香りが懐かしい。
ざくざく煮もニシンの出汁がでて美味しい。
昨日の青豆のマシュマロ餅も一段としっとり。お茶っこに合う~
最後に絞りかすで、あめをきれいに拭くように食べました。
窓の外は、静かだった天気が吹雪に。
南会津の自然までが、私たちを歓迎してくれてるよう。
昨晩遅く、交流会が終わってから水あめ作りの段取りをしてくれたじゅんこさん
前の日から下準備をして、郷土料理を作ってくれたいもごの会の皆さんに、本当に感謝申し上げます。
日頃の目に見えないたくさんの荷物をどさっと落とし
とてもシンプルで素直な自分になったような気がしました。
南会津では、7月に雪中でお酒を熟成させた雪室酒と郷土料理を振る舞うイベントがあるそうです。
真っ赤なトマトも食べたいです。
南会津の優しい皆さんに会いに、また絶対行きたいと思います。
最後に、写真のないモニター報告で、ごめんなさい。
追伸
お餅に麦あめをとろ~り
実家の母の大好物の飴もちです。ご馳走様!


もち粉でつきたてお餅をどうぞ!




















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